《MUMEI》
神様っていたんだ!
「あ、あの」
とりあえず、話しかけてみる俺
「ん?あぁ…怪我無かったか?」
金髪で、吸い取られそうな濃い紅の瞳、耳にはピアスを付けている声の主
男の俺でも、格好いいと思えるほどのかっこよさだ
それに何だろう
何処かで聞いた事のあるような声だ…
「た、助けてくれて有り難う…御座いました」
年上っぽいから、敬語を使った
普段は、敬語なんて全然使わないから変じゃないだろうか
「別に良いケドさ…ところでお前は、此所で何やってたんだ?」
………………………。
「あ!わ、忘れてたァァァ」
「ど、どうした?」
イキナリ、叫んだので少し驚いたみたいだ
「俺、奏獲高校に下見に来たんです!早く行かなきゃ!」
「あ〜、だったら案内してやろうか?」
「良いんですかッ!?是非!!!」
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