《MUMEI》 . わたしはまた、へー!と感心する。 「モデルとかよくわかんないけど、オーラあるねぇ!」 そうコメントしてから、チラリと廉の顔を見上げる。 「…だれかさんと違って」 もちろん廉に向けて言ったのだ。さすがに廉もそれがわかったようで、次の瞬間、わたしにヘッドロックをかます。 「いちいちムカつくやつだなー!」 「は、放してよ!苦しいってば!!」 ギャースカ言い争っていると、 「あ、いたっ!」 背後から、呑気な男の声が飛んできた。聞き覚えのある声だった。 わたしと廉は同時に振り返る。 そして、 「【シュン】さん!?」 大声で、声の主を呼んだ。 . 前へ |次へ |
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