《MUMEI》 癒しの時間6「用務主任というのは、用務員をまとめる立場にあり、外から来る業者に指示を出すという仕事もあります。 この学園は広いですから、用務員の数も多いんです」 なるほど 中学では、用務員は中年のオッサン一人で済んでたけど ここ、一人でやったら …確実に、過労死だな 「それから、私は寮官の息子ですから、寮のトラブルにも対応しています」 トラブル… あ! 「変態どうしてます!?」 すっかり忘れてた! 「松嶋君は今、部屋で大人しくしていますよ」 「良かったー」 でも、直人さんにも変態は変態で通じるんだな 「あのー、変態にはどう対応すればいいですかね?」 ついでに質問してみた 「一番は気に入られない事なんですが…」 直人さんは苦笑しながら続けた 「いっそ、しつけてみてはいかがでしょうか?」 「しつけ!?」×3 俺と それまで黙っていた、虎之介先輩と鳳凰寺が声を上げた 「どういう事ですか?」 「彼が暴走しそうな時に、高橋君が命令して止めればいいという事です」 うーん、けど、なー 前へ |次へ |
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