《MUMEI》 消去2「え……。」 視界が真っ白になる。 「お前も消えたくなかったら、 おとなしくしておくんだな。」 「もし…首を突っ込んだその時は……。 分かってるな?」 ただ聞こえて来るのは安藤と榊原の、くぐもった声。 そして俺の頭の中では、 先程の榊原の言葉がリピート再生のように繰り返されている。 “ゲームなんだからしょうがないだろ?” “倉木を消す。” 消す……? 先輩を……? 倉木先輩を? 俺の大好きな、 世界ー尊敬している人を? そんなの、許さない。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |