《MUMEI》

カレーパンナ「… ヒック … ヒック ………


……うええぇ〜ん!(涙)」



カレーパンナは、突然母親から浴びせられた怒声に泣き出してしまった。



チョコ「泣かないの…。


…あっちに美味しいお菓子があるから…。


…さぁ、行きましょ…。」



チョココローネは泣きじゃくる娘を抱きあげると、クルリとアンパンマンに背を向けて歩きだした。



A常務「……………。」



―――… ガクンッ!



アンパンマンは、全身の力が抜けたように駐車場に膝まづく…。



その視線は、斎場の屋内に消えてゆく母娘の後ろ姿を呆然と見送るだけだった――…。



            :
            :

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫