《MUMEI》 「何?あたしを入れてくれる学校なんてあるのかって悩んでるの?」 星羅は図星をつかれ、何も言えず更に俯くことしか出来なかった。 「それなら大丈夫だよ、高校なんてバッカじゃないのって思うくらいあるし、それに挿乙女は意外と頭が良いし」 「意外って何だよ、私バカ面でもしてる?」 星羅は顔を上げ、華香をギロリと睨みつけた。 長い髪が前に落ちてきていたので、貞子みたいに怖いことになっていた。 「わりぃわりぃ、怒るなってあたしだって言葉ぐらい間違えることだってあるって」 華香は星羅の前に落ちてきた髪を横に分けた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |