《MUMEI》 しつけの時間2「止まっ、…た?」 「止まったな」 呆然と呟く虎之介先輩と、鳳凰寺 「…き」 …ん? 何だ? 止まった変態に恐る恐る近付く 「素敵、せー君!しびれる!鳥肌立つ!アソコもビンビン!」 「黙れ」 「ハアハア、はいぃ、御主人様ぁ…」 違うから! 「「御主人様…」」 「だから、違うから!」 ハモるなそこの二人! 「そうだよ、せー君は僕だけの御主人様なんだから」 「それも違う!」 「ひ、ひどい。僕は遊びだったの? それとも奴隷のうちの一人だったの?」 何でそうなる!? 泣きそうな顔をしてる変態 …俺の方が泣きたくなった 「誠、誠」 そんな俺の制服の袖を、虎之介先輩が引っ張る 可愛いな、おい 「何?」 「誠は嫌かもしれないけど、このまま御主人様として命令したらどうだ?」 「はい!?」 可愛い顔して何言ってんだ先輩!? 「お、怒んなよ! あ、あのな、変態、俺が怒ると確かに喜んだけど、今まで命令聞いた事は無かったんだよ」 「というか、誰かの命令聞いた変態、今日初めて見た」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |