《MUMEI》 家「着いた〜!!俺んちここだから」 「大きいですね」 「そうかな・・まぁマンションだけど・・」 「はいっ」 「純?絵麗那ちゃんつれてきたよ」 「絵麗那、無事でよかった・・」 「無事・・?何で・・?」 「遼斗に口説かれるかと思ったよ」 「えっ!!瀬良さんいるのに?」 「あいつ、とりあえず口説くタイプだから」 「そうなんだぁ」 「可愛いとかいわれなかった?」 「えっと・・・」 遼斗さんが必死で首を振る。口は『ダメ』と動いてる・・。 「言われなかったよ」 「良かった」 「うん」 「おじゃまします」 「あっ、こんにちは!!堀口 瀬良(ほりぐち せら)です!!」 「こんにちは・・。城所 絵麗那です」 「絵麗那ちゃん・・よろしくね」 「よろしくお願いします」 「そうだ・・遼斗には気を付けてね・・!!すぐ口説くんだから」 「ははは」 「純はウチの友達だから。遼斗に比べると優しいわ」 「そうですか」 「純も絵麗那ちゃんにベタ惚れだもんね」 「そんなこといってないよ・・・」 「実はさっきの話録音してたんだよ?」 「さっきって・・」 「流してあげるから」 『純・・なんで絵麗那ちゃんがすきなの?」 『はぁ?そんなこと瀬良には言わねぇし』 『早く言いなさいっ!!じゃないと・・適当なこと言っちゃうよ?』 『いつから・・生意気になったんだよ・・』 『元から〜』 『何か・・他の男子といるところ見るといてもたってもいられなくなって・・俺の絵麗那なのに・・みたいな・・ほっとけなくて・・』 『うわぅ・・超顔真っ赤・・』 『ふざけんなよっ!!』 嬉しい・・純がそんなこと思ってくれてたんだね・・。 前へ |次へ |
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