《MUMEI》
しつけの時間6
「た・だ・し!」

「何だよ」


嫌な予感


「ちゃんとできたら、ごほうびほしいなー」

「ほめて、頭撫でる位はするけど」

「それじゃ、足りないなー」

「じゃあ、何かおごる」

「それじゃ、つまんない」

「…何がほしいんだよ」


ものすごく、嫌な予感


「んー、とりあえず、せー君のミルクが飲みたい」

「別にいいけど」


誠治さんが俺が牛乳大好きなの知ってるからか、冷蔵庫には常に牛乳があるし


「え!? いいの?」

「濃くても良ければ」


低脂肪より特濃派なんだよな、俺


「て、何で鼻血出してんだよ!」


変態の鼻から盛大に出る鼻血


「だ、て…せー君が、刺激的な事、言ってくれる、から…」

「は?」

「誠がそんなに大胆だとは俺も知らなかった」

「は??」


何言ってんだ? 鳳凰寺まで


「たかが牛乳だろ?」

「…え?」×3


何で、三人とも、そんなにびっくりしてるんだ?


「誠、ミルクって、牛乳だと思ったのか?」

「違うのか?」

「う! ほ、鳳凰寺」


俺に質問された虎之介先輩は、鳳凰寺に助けを求め


「変態」


鳳凰寺は、変態に説明を求めた

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