《MUMEI》

でもさ、一度自覚し
ちまったら、もう止
まらないんだ。

…抑えらんないよ。


だから…和樹…


『ゴメンな?』


和樹が、俺の腕の下
で、おっきな瞳に涙
を溢れさせようとし
てる。


ヤバッ可愛すぎるだ
ろっ和樹…


ボタンを全て外し終
えてシャツの前を広
げると、相変わらず
白い和樹の肌が眩し
い。


ゴクンて息を飲んで
細い首筋に唇を寄せ
舌を這わす。


『やっ…ひゃっ…』

くすぐったそうに身
をよじる和樹。


そのまま舌を這わせ
て鎖骨へと辿る。


『やっ昌也っ…擽っ
たいよっ』

鎖骨に舌を這わせる
度に、和樹の肩がピ
クンと跳ねる。


『…鎖骨、弱いんだ
な、お前。』


意地悪く笑って、集
中的に攻めれば、頬
を上気させて耐える
顔が堪らない。

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