《MUMEI》

『ダカラ、生徒会役
員になって、ミドリ
の近くにいマシタ』


『成る程ね』


『最初、ミドリは透
の事が好きなのかと
思いマシタが、すぐ
解りました、ミドリ
の視線の先にあるの
は乃里サンだって』


『そっか…バレてた
んだ。』

ラインハルト有栖川
は静かに頷いた。


『ミドリ…』

『ん?』

『今のミドリは、ら
しくないデス。』

『?』


ラインハルト有栖川
が意味ありげにニヤ
リと笑った。

『だから…ワタシの
計画に乗りまセンカ
?透に一泡吹かせる
チャンスですヨ?』

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