《MUMEI》
副会長と双子の場合5
『タイトル 提案』


提案?


『本文 私は翡翠が好きです

翡翠だけが好きです

貴方なら、この気持ちが理解できると思います

だから

私と翡翠とは、形だけの恋人になりませんか?』


うーわー、病んでるな、この子


確かに僕は義が好きだし、結構べったりだけど


義だけが好きとかじゃないんだよなー


今だって、朗がいるし


姉妹揃って残念な感じだなー


んー…


そして僕は、同じ内容のメールを返信した


もちろん、義の相手には、義の携帯でメールした


『タイトル 残念

本文 僕達の事、何もわかってないね

そんな子とは、無理かも』


『かも』とつけたのは、僕の優しさ


本当は、無理だと思ってる


「よし、送信完了」


ベッドに戻ると、義と朗は抱き合って寝てた


「はいはい、ごめんよー」
「「ん…」」


僕はその間に無理矢理入った


だって僕のおかげで二人は反省文提出しなく済むんだから


真ん中で寝る位、許してもらわないとね


「おやすみー、二人共」

「「んー」」


本当に、双子みたいな反応示す義と朗


可愛くて綺麗で大好きな二人に挟まれ、僕も眠りについた

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