《MUMEI》 世間知らずな雀王子は恐怖心を恋心と勘違いしてますが、皆はそこでハッと気付きます。 あぁ、雀王子はマゾなのだと。 どうもおばあさんはマゾ男に好かれる女なのだと。 こうして、おばあさんと雀王子は結婚する事になりました。 おばあさんに負けた親指姫は、失意の中傷心旅行に出る事にしました。 お椀の船に箸のカイで川を下って行きます。暫く下ると、川岸から奇声が聞こえて来ます。 「デヤァァ!ソリャァァ!」 美しいお姫様が、地面の無数に開いた穴に小槌を振り下ろしているのです。 「何をしているのですか?」 親指姫は怖ず怖ずと聞きました。姫はニッコリと笑って、もぐら叩きよ。と言いました。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |