《MUMEI》 姫様の目が何故かランランと輝いた途端親指姫の身体が宙に浮きました。 「ゲェェ?!」 「お前、もぐらの代わりにおなり?」 姫様の理不尽な要求が出ました。もぐらの代わりと言う事はすなわち小槌でぶん殴られると言う事です。 親指姫は、嫌だと言いました。 すると姫様は、ならば小槌でぶん殴りますと言い襲い掛かります。 結局、親指姫はぶん殴られる運命でした。 地面に落とされた親指姫に小槌が迫り、ぶん殴られる瞬間に地面に穴が空き、親指姫は穴に転がり落ちました。 「あいたた…」 転がり落ちた穴の中で親指姫が見たのは金色に輝くもぐらでした。 「可愛いお姫様、危ないとこでしたね」 金もぐらは、助けてくれたみたいです。 「ありがとう、成金もぐら」 親指姫は、デリカシーが皆無でした。 ニュルニュル、シューシュー 何かが穴の中を這う音がして、親指姫が後ろを見たら、赤いミミズのような物体が自分と成金もぐらに迫ってきます。 前へ |次へ |
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