《MUMEI》
opening
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かん‐なぎ【×巫/×覡】
《「神和(かんな)ぎ」の意。「かむなぎ」とも表記》

神に仕えて、神楽を奏して神意を慰め、また、神降ろしなどをする人。
男を「おかんなぎ(覡)」、女を「めかんなぎ(巫)」という。令制では神祇官の所管に五人が置かれ、古代社会の司祭者の遺風を存した。こうなぎ。みこ。いちこ。



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―――17歳の、夏。





俺は、





かけがえの無い、『大切なモノ』を失った。





生きる指針をなくした俺は、





『絶望』という名の暗闇の中で、





ゆっくりと、歩き始めた。





『ひとつの声』に、





導かれて………。





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