《MUMEI》
ガイドの提案
「あのー、すみません!御一緒してもいいですか?」


緊張感を打ち消すような呑気な声がしたのは、出発した直後の事だった。


「ちょ、おい!」

「何考えてるんだ!」

「そうだぞ!」


続いて聞こえてきたのは


あの、怪しい三人組の声だった。


「いやー、だって、ランクSのコロナさんについていけば、一番安全ですよ」

「確かに安全性は追求したが、違うだろ!」

「そうだぞ!我々の使命を話しただろう」

「失敗したら博士に怒られるんだぞ!」

「おい、お前ら。何の話してるんだ?」

「ヒィ!!」×3


三人組は、この世の終りのような悲鳴を上げた。


質問したのは


三人組


グリーン博士の部下達が最も恐れていた、アルゴンだった。


「バカね、アルゴン。この三人がエアーちゃんを狙ってるグリーン博士の部下達よ」

「え!?」

「な、何故それを!?」×3

「あの話の流れなら、わかるでしょ。あ、コロナ。他の皆と先に行ってて」

「わかった。…ほどほどにな」


コロナの言葉にフレアは頷いたが


数秒後、先に進み始めたメンバーの耳に、三人組の悲鳴が届いた。

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