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《MUMEI》 顔を上げてみると、物凄い形相の姫唯がいた。 ｢姫唯さん…｣ ｢挿乙女てめぇ何のつもりだ、あたしはヤレって言ったよなそれなのになに一人でぼーっと突っ立っているんだよ」 ｢私には出来ません、すみません姫唯さん｣ ｢もう一回言ってみろ｣ ｢私にはお婆さんを蹴ることは出来ません｣ ｢あ゛ぁんてめぇらあたしの言うことが聞けねぇのか｣ ｢はい…｣ 族を抜けるなら 今しか 言うチャンスはない 姫唯さんの 言うことが聞けない＝ ヤラれる 前へ |次へ |
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