《MUMEI》

星羅は手当てが終わった体を見た、大小様々な絆創膏が貼ってあった。


星羅は無意識うちに手を動かし、女の子を抱きしめていた。


女の子はキョトンという顔をしていた。


この子は
私が守る…


凍ってしまった心を
私が溶かしてあげる…


「どうしたんですか?」


「私の名前は挿乙女星羅って言うの、あんたは?」


「私は棘坂雹里って言います」


星羅は雹里から手を放した。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫