《MUMEI》

「ヒョーリね」


「はい、挿乙女さん」


「星羅で良いよ」


「星羅さん…」


「呼び捨てで良いよ、同い年なんだし」


「えっ?私たちって同い年なんですか?私てっきり年上の人かと思っていました」


「私は年下って思ったけどね」


星羅はニコッと笑った。


「星羅さん…」


「だから星羅で良いよ」


「じゃあ星羅ちゃんで…」


雹里は恥ずかしそうに呼んだ。

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