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《MUMEI》 ｢ありがとう、じゃあ返すとき電話するね｣ ｢うん分かった｣ 星羅は壁に寄りかかりながら立ち上がった。 立ち上がるとふぅと息を漏らした。 こんな格好で 電車乗ったら 注目の的かな…？ ｢今日は手当てしてくれてありがとう、じゃあまた会おうね雹里｣ 星羅は自分よりうんと小さい雹里の頭を撫でた。 ｢バイバイ星羅ちゃん｣ 雹里は小さく手を振った。 前へ |次へ |
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