《MUMEI》

「関係ないだろさっさとどいてよ」


「関係あるよ、大事な娘が傷ついて帰ってきたんだから。いったい外で何があったんだい?」


大事な娘だって
こんな不良が娘が
大事だなんて
おかしいだろ…


「関係ないって!これは私のことなんだから」


「関係あるよ、俺は星羅の父親なんだから」


星羅はだんだん面倒くさくなり簡潔に話すことにした。


「族を抜けてきた、だから制裁をうけてきた」


「族を抜けてきたのか、そうか、なら傷を作って帰ってきてもしょうがないな」


意外な返事に星羅は目を丸くした。

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