《MUMEI》

「族に入っていたの知っていたの?」


「お父さんもだもん、そんくらい分かるよ、よく帰ってきたな」


父は星羅の頭をわしゃわしゃ撫でた。


「触んな」


パチンと父の手を払いのけた。


「ごめんごめん、この年頃だとお父さんに触れられるのは嫌だよなごめんごめん。なぁ星羅久しぶりにお父さんと一緒に話そうか」


父はスタスタと今へと歩いて行った。


星羅はいったん自分の部屋に行き、着替えてから居間へと行った。


父は座布団の上に座り、紅茶を用意して待っていた。

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