《MUMEI》

「さぁ座りなさい」


「うん」


星羅は座布団の上に座り、一口紅茶を飲んだ。


「星羅ももう中学3年生か、早いもんだな。で星羅はこれからさきどうしたんだい?」


「どうしたいって何が?」


「高校行きたいか、それとも就職するのか、まぁお父さんとしては高校行ってほしいけどどうだい?」


「私…高校行きたい…けどそんな金ないだろ?」


すると父はバックをごそごそし、通帳を取り出し星羅に渡した。

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