《MUMEI》
目的地までの近道
「あ、あのさ。この防護服、脱いでもいいかな?」


いい加減、重いんだけど


ゴーグルとマスクは通常の物になり、息苦しさは無くなったが、相変わらずアルゴンは不満を訴えていた。


「いいけど…」

「いいが…」

「?」

「結局持って移動だから、重いですよ」


言いにくそうなクーとコロナのかわりに答えたのは、サンだった。


…そうだった


恥ずかしくなったアルゴンは、真っ赤になりうつ向いた。


「近道しましょうか?」

「え!?」

「何?」

「そんなのあるの?」

「…の?」


サンの言葉に、全員が反応した。


やっぱりエアーも疲れてたんだな


無反応だったエアーが反応した上に喋ったので、クーがそんな事を考えていると


「はい。道は少し狭くなりますが、かなり時間は短縮できます」

「険しくは無いか?」

「危険性はあまり無いです。この辺りは、野生動物も少ないですし」

「…ふむ」


これなら、大丈夫か


サンとルートを確認したコロナは、サンに先導を頼み、自分は最後尾につく事にした。


一応、念のために、他の順番はアルゴン・クー・エアーになった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫