《MUMEI》 テストそれから、二か月ました。約一か月後には中間テストがあります。 最近、真希はだんだん少しずつですがこの生活に慣れてきたのです。 「隆希あのさ・・・数学教えてくれない?(全然わかんなくてさ・・・)」 「じゃあ交換条件ってどう?音楽教えて(音楽だけはムリ)」 「音楽は私にまかせて!」 「じゃあ決定だな!」 その夜隆希の部屋で勉強することになりました。 「この記号なに?」 「シャープ」 「これは?」 「これは4拍子っていみだよ!」 「数学教えて〜」 「じゃあ音楽やめて数学教えてあげるから」 「隆希って学年で上のほうでしょ?成績。すごいよ」 「だけどある意味ではお前もすごいとおもうよ」 「ねぇそれよりこの問題どうやるの〜!」 「おいおいパニックになるなよ!」 ―数時間後― 「真希おい!・・・寝ちまったか最近変わってきたないろいろと」 隆希は本当に優しくそっと真希の手を握ってあげた。 そして、テストが終わり、答案が返ってきました。 「やっぱり音楽は 100点だったよ(^O^)v隆希は?」 「70点だったよところで数学何点だった?(ちなみに95点)」 「半分はとったよ今まででいちばん良かった隆希のおかげだよ!」 「・・・」 「どうしたの?」 「なんでもないって」 「そうか!意外に照れ屋さん!とか?」 「うるさい!少し黙ってろ!」 「なにその言い方!」 「はぁ?いい加減しろ!」 「隆希なんか大嫌い!」 ちょっとしたことなのにケンカに発展してしまいました。 前へ |次へ |
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