《MUMEI》
second stage
「ではいってらっしゃいませ。」


「おー、ま、適当にやって来るわ〜。」


車から降りながら佐伯にヒラヒラと手を振る。


「今更学生服たぁねぇ…」


ブレザー姿の自分を確認しながら瀧は職員室に行くため歩き出した。


「ねぇほらあの人…」

「転校生?見たことないね〜」

「かっこいい〜」


ヒソヒソと聞こえる話し声に、


『これだから女ってやつは…』


満更でもなく意気揚々と歩き出す。

そんな瀧を見つめる女子高生がいた。


「うっそ、あれ……。楽しくなりそ〜う♪」


彼女の名は水樹綾乃、彼女と彼出会うのは運命だったのだろうか。

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