《MUMEI》 コロナの異変フレアが警察に保護され、警察署内の医務室で目覚めた頃 クー達一行は、お茶会を終え、帰路につこうとしていた。 その中には、もちろん あの、サンも、いた。 …何だ? 順調だったその途中 コロナが自分の異変に気付いた。 微かに感じる、めまいとふらつき アルゴンとエアーに合わせてペースは落としているのに 徐々に遅れていく、最後尾のコロナ 微かに感じためまいはやがて激しい頭痛と吐き気を伴い始め 倦怠感も覚え始めた重い体を、何とかコロナは動かしていた。 これは、コロナだからこそ、できた事だった。 アルコールを摂取した時と似ているが、…この症状は、一体何だ? コロナは今回初めて焦りを感じ始めていた。 「…コロナ!?」 そんなコロナの異変にクーがようやく気付いたのは、危険地帯の手前に到着した時だった。 帰りもサンの提案で、近道を 一列で進んでいたクー達は 一番勘のいいクーが、先頭のサンの後を歩き アルゴン・エアーがそれに続いていたので コロナが大幅に遅れていた事に、気付くのが遅れたのだった。 前へ |次へ |
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