《MUMEI》

「じゃあどうしようか」


「すぐに行くからその辺で待ってってくれる?」


「うん分かった」


そこで電話を切った。


雹里は10分で来た。


「星羅ちゃん」


「雹里、また会えて嬉しいよ」


「私もだよ」


雹羅はニコッと笑った。


星羅は財布から千円札を出し、雹里に渡した。


「本当にありがとう、助かったよ」


「うん」

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