《MUMEI》

「星羅ちゃん私の部屋に行こう」


「うん」


「あっ雹ちゃん、さっき頂いたマドレーヌがあるからお茶と一緒に持って行くわね」


「うんありがとう、行こうか星ちゃん」


「うん」


あのテンションの
お母さんなら
雹里が
虐められていたなんて
気づかないかもな


階段を上がり雹里の部屋に入ると、女の子らしい可愛らしい部屋だった。


綺麗に整っているあたり、雹里はきれい好きなんだろう。

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