《MUMEI》

二度目の射精の後、阿騎は少し体を離し、その間俺は息をつく、と―


「ごめんね、耐えれない。」

その直後、自分の中に熱い熱の塊が押し入ってきた。

「う、ぅあぁ…」


「かわいいね、よく絞まって、押し入れないと、入らないな…。」


そうして阿騎は動き出す。最初はゆっくりと、中を確かめるように。

もはや声も出せず、ただ首を降りながら阿騎を見上げることしかできない。


「綺麗な目だね、濡れてると一層…」


熱のこもった瞳で見つめた後目に阿騎はキスをした。
しかしその動きで阿騎の熱いモノが奥まで入る。


「んっ…うっ、あ」


「ごめんね、これで終わりだよ。」


そうして腰を抱き上げると先程とは打って変わった激しい律動が自分を貫く。


「あっ、あぅぁ」


「好きだよ、本当だ、君が好きだよ、リュウ。」


囁きと共に奥に阿騎のモノが放たれ、俺は白い世界に沈んだ。

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