《MUMEI》
番外編・カイルからの『なぞなぞ』
それは、ある日の事
でした。
いつものように、ソ
ファーでイチャつく
凛とカイル。

『凛〜』『カイル』

今日もバカップル度
全開です。

ギュッと凛を抱きし
めたカイル。胸に顔
を埋める凛を見て、
何やら思い付いた様
子。

『なあ、凛?なぞな
ぞだぞー』

『え?』

凛はキョトンとした
顔をカイルに向けた

『オレがいつも見て
るモノで、凛が見え
無いモノな〜んだ?


『えー、カイルが毎
日見てて、俺が見え
無いモノ?』

凛は、ウーン?と首
を捻ります。
カイルはニヤニヤと
笑っています。

『凛、降参?』

カイルの問い掛けに
凛は首を横に振りま
す、意外と負けず嫌
いな凛。

『カイル…ヒントは
?』

凛、上目遣いでカイ
ルにおねだり(笑)

『え〜しょうがない
なぁ、凛は、もー』

カイル、秒殺(笑)

『ヒントは体の一部
で、三文字の部分だ
な。答えは。』

『…体の一部?三文
字?って…』

う〜、と唸りながら
考える凛。

…カイルが毎日見て
俺が見た事無い場所
?…三文字…?

…あっ、ま、まさか
ア〇ル?!いや、で
も……。

凛は、何かを思い付
いた様子ですが…。
ちらりとカイルを見
れば嬉しそうにニタ
付いた顔。ブチッ!
凛の中で何かがキレ
る音。

『凛?解ったのか?
言って見ろよ?ん、
さ、早く。』

バッチィィ〜ン!
凛の平手打ちが、カ
イルの頬に炸裂。

『カイル、おまっ…
最低!』

凛は怒りながら部屋
を出て行きます。

『へ?凛、なんで?
リ〜ン?答え、わか
んなかったのか?オ
イ、凛、答えは『つ
むじ』だぞぉ〜。』


凛の勘違いで、頬に
赤い手の跡を付けら
れたカイルは、暫く
凛に口を聞いてもら
えませんでしたとさ


この場合…悪いのは
どっちなんでしょう
かねぇ(笑)


…おしまい…

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