《MUMEI》

「ってなわけ、私のこと良く分かった?」


「うんまぁ分かったけど、なんで俺に話したわけ?」


「なんとなく、あんたと私ってなんか似てるような気がしたから」


星羅は立ち上がった。


「いやいや似てないと思うぞ、第一俺ヤンキーじゃねぇし」


「……」


「あれなんでそんな怒った顔すんの?」


「別にじゃあね」


星羅はズカズカしながら檜泉から離れていった。


檜泉はそんな星羅を見て微笑み、階段に座った。

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