《MUMEI》 †あなたは姫様電車の中 夕日は沈み始めていた 雹里は1人で読書をしていた。往復3時間かかる雹里にとって電車の中は読書タイムだった。 行きも帰りも必ず座って帰れる雹里にとって通学は苦ではなかった。 ひづき、星羅とは電車の線が違うため帰るときはいつも1人 すると他高の見た目から不良の奴らが雹里に近づいていった。 不良3人組は雹里を囲むようにして立った。 しかし雹里は気づいていないのか、ただ本に視線を向けていた。 「ねぇねぇ俺たちと一緒に遊ばない?」 1人の男がニヤリと笑った。 前へ |次へ |
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