《MUMEI》 何分か電車に揺られた後、雹里は目を覚まし起き上がった。 「お目覚めですか姫様?」 雹里は横から聞こえた声に振り向いた。 「檜泉君、なんでここにいるの?」 「お姫様のボディーガード中です」 「お姫様?あっ」 雹里は檜泉が読んでいる本目を止めた。 「あっこれ借りてるよ」 「うんいいよ」 「それにしても雹里ちゃん、難しい本を読んでいるんだね」 檜泉はポンと本を閉じ雹里に渡した。 前へ |次へ |
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