《MUMEI》
無視
「あ！美咲！」
フイッ
え？今、無視された？
「あの、先生。昨日の宿題で分からなかったところがあるんですが・・・」
「あぁ。どこだね？」
ぐ、偶然だよな？
俺たち幼馴染だし今まで無視されたこと一度もないし。
多分先生に聞かなきゃならない大事なことがあったんだろう。
うん。絶対そうだ！
昼飯どこで食おうかな・・・・・・
「あの、明君！」
「おう！のの子！どした？」
「一緒にご飯食べない？」
「悪い！今日は俺、美咲のとこに行ってくるから！」
「なんだよ、明！一緒に食べてやれよ！」
「そうだよ。折角なんだから食べてやれよ！」
「な！なんでだよ！」
「俺たち応援してるんだよ！」
「誰もそんな事頼んでねぇ！」
「でも俺らたのまれたもんな！」
「な！」
「？誰に頼まれたんだ？」
「「お前の愛しの美咲ちゃん！」」
「「あ！はもった！」」
「「またはもった！」」
「「まただ！」」
「「きりねえな」」
「「もうやめようぜ」」
「「そうだな」」
あんなバカほっといて美咲のとこいって聞いてこよう。
「「どこいくんだよ、明！」」
あ〜うざったい！
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