《MUMEI》
帰国
「おかえりなさい!クーちゃん!エアーちゃん!」


二人の


特に、クーの無事な姿を確認したネオンは、泣きながらクーとエアーに抱きついた。


というのも


あれから


クーが、目の前でノームに拉致されてから、エアーが以前にも増して、クーから離れなくなっていたからだった。


てっきり、バカップル扱いされてからかわれると思ってたのに


「心配かけて、ごめんね」


予想以上にネオンが自分を心配してくれた事を、クーは


驚きながらも嬉しいと思った。


「ごめんね、ネオン。エアーも、もう大丈夫」

「え、あ、そうみたいね」


びっくりした


クルクルの実の影響で、口数が増え、表情が豊かになったエアーに


ネオンは、今気付いて驚いていた。


「…ところでネオン。

あれは、止めなくていいのかな」

「天罰よ」


クー・エアー・ネオンの後ろで


アルゴンは、キセノンに説教と、往復ビンタを浴びていた。


グーじゃなくて、良かったけど


アルゴンの両頬にはくっきりとキセノンの手形が付いており


かなり、腫れていた。

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