《MUMEI》

私は、リュークの助言を耳にするや、口元をニヤリと弛ませていた…。




リューク「おっと、オレとしたことが少しお喋りが過ぎたな。


ここまでヒントをやったんだ…。


あとは簡単だ。お前でも出来るだろ?」



リュークは威張るように腕組みしていたわ。



私はその上から目線に苛立ちを覚えながらも、すぐに誰か第三者を使ってドラちゃんを破壊すれば良いという答えに行き着いたの。



私は静かに頷いて、のび太さんの家の玄関に近づいてゆく――…



そして、表札に書かれた名前を流し読んだのよ…。



『野比 のび助
    玉子
    のび太』



私は不敵に笑いながら黒いノートを開いたの…!

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