《MUMEI》 社長からの手紙それは、社長からの手紙だった。 そこには 臓器移植手術を行う事になり、不安になっているオゾンを励ます為に、オゾンと親しい人間だけを招待し、誕生日会を開く事にした事 そして クーだけでなく 以前何度か会った事のあるネオンと オゾンが興味を示しているアルゴンも出席してほしいと、あった。 「…どうする?」 クーは、二人に社長の手紙を見せた。 「どうするって言われても…無理だろ」 「そうね」 「だよね」 三人は、一斉に、エアーを見つめた。 「何が無理なの?」 「エアーが一人でここに残る事だよ」 「エアーはクーと一緒にいる」 クーの説明を聞いてきっぱりと言い切るエアーに、クー・アルゴン・ネオンの三人は、顔を見合わせた。 「クーちゃん、…欠席できる?」 できれば、O2カンパニーに 社長に会ってほしくないと考えているネオンは、一応クーに確認してみた。 「うーん…できれば、出席しておきたい」 O2カンパニーは、一番のお得意様だし それに 「オゾンを、励ましてあげたいし」 クーは、オゾンを気に入っていた。 前へ |次へ |
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