《MUMEI》

出来杉「しずか君、いったい誰と話してるんだい?」



彼は、私のことを気でも違ったのかと心配気に顔を覗きこんできた。



しずか「出来杉さん、これを持って。」



そんな出来杉さんに、私はデスノートを差し出したのよ。



出来杉「え?…これは…?」



自然と受け手を構える出来杉さん――…



その指先に、黒いノートが触れた瞬間…!



出来杉「わぁ!!」



彼の身体が電撃を受けたように震えたの!



それは彼の脳内に、死神……リュークとデスノートの記憶が一気に流入した瞬間だったのよ…!

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