《MUMEI》
第一部 一話(2)
「異世界(いせかい)か?大変な事になったな。」

翌日の昼休みに俺が言っていると、鈴木可奈現れる。

「何かあった?」

可奈は言う。

「別に、」

っと答える俺。

「・・・」

可奈は、無言だった。

「ただ」

と俺が言うと、

「ただ何に?」

と可奈が言う。

「やっぱりいいや。」

言う俺だったが、それを聞いた可奈は、不満そうにしていた。

『言えないあの事は。』

俺は、心の中で言うのであった。

その日の帰り道だった。従姉妹の紺野舞衣に会った。俺にとっても姉存在だったりする。

「久しぶりだね舞衣姉ちゃん、何ヶ月ぶり?」

俺は言う。

「久しぶりだね、そうだな4年と5ヶ月ぶりだったな。ってそうじゃないでしょ聞いたよ愛思から摩天楼の事?」

舞衣姉ちゃんは問いただす。

「今は、話せない時がきたら話す。」

っと答える俺。

「わかったよ。」

舞衣姉ちゃんは、そう言って姿を消した。

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