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《MUMEI》 赤点のおちこぼれリアンの死後、1000年――― 音術士育成専門教育機関《M.C.A》の学園、シァル音楽学園。 辺りには音術士の資格を持つ者達の事務所が立ち並ぶ。 シァル音楽学園とその周辺の市街地を総称し、人々は学園都市《シァルシティ》と呼ぶ。 シァルシティの端にある小さな荘は、シァル音楽学園の奨学金受給者の学生寮となっている。 01号室の扉が開く。 「おい、ロミネ!」 紫の瞳に栗色の短髪、"りゅう"。彼は隣の02号室の住人を起こすため、その扉を叩いた。 「ん〜…」 扉が開き、中から寝ぼけ眼の黒髪の少女が現れた。 安堵したりゅうが、彼女…ロミネの頭をぽんぽんと叩く。 「おはよ、ロミネ。今日は遅刻しない様にな?」 「おふぁよぉ…わはったよー」 「…」 「今から着替えてくふー♪」 ロミネの1日が、始まろうとしていた。 前へ |
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