《MUMEI》

しずか「出来杉さん――…


…来るべき時に備えて、私に支えて欲しいのよ…。」



私は心に描いた意図を簡潔に伝える…。




――…そう……。



私は忠実な腹心を欲していたの…。




…ヒトラーに、シャウチェスク…



覇権を握りながらも、孤独であったが故に道を踏み外した支配者は、過去の歴史のなかに大勢いる…。



私が道を誤らないため……私の野望を叶えるために…



私は忠実な下僕としての彼が欲しかったのよ。




氷のようなハートを持つ彼は、これから私が起こそうとしてる野望にうってつけの人材だったから…。

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