《MUMEI》

殿下が白の細い腰を
掴み、熱くそそり立
つ、自身を数回扱き
白の秘孔へ押し進め
る。


『さぁ、白。僕の愛
をタップリと注いで
あげるね?…そう…
毒と言う名前の愛を
ね…クスクス、クスクス…』


ガシャ!ガシャガシャ…
殿下が律動をする度
に、白の手を吊す鎖
が音を立てて揺れる

『うっ…ぐあぁ…』
秘孔の奥を突かれる
度に、恐怖と苦痛に
耐える白の叫び声。


『…白?君を壊して
あげるよ、永久にね
……アハハッ…』

殿下は狂った様に、
笑い、白の身体を犯
していた。

ロイズは、そんな殿
下の行動を息を呑み
見つめる。

…と、止めなければ
いけない!…このま
までは、殿下は白を
殺してしまう。
俺は、殿下にこれ以
上、罪を重ねて欲し
くない。

ロイズが、決意して
殿下に近付こうとし
た時……

バキバキバキッ!

ロイズの前の床が爆
音と共に砕け、床下
から緑の物体が上へ
と突き出し、殿下の
身体を絡め取り、宙
へと固定した。

『『『な?』』』

ロイズも殿下も、勿
論、白も…何が起こ
ったのか、理解出来
なかった。

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