《MUMEI》

『あっ…はっ、健太
も…イクッ…』

信介は健太の熱い中
に己の欲望を注ぎ込
んだ…。


『あーっ、やっ…』

健太は…快か

ピンポ〜ン…
玄関の呼鈴の音…
『ただいま〜萌子?』


はっ…愛一郎さんが
帰って来た。


『は〜い』

返事をしながら、携
帯の打ち掛けの文章
を下書き保存する。


…あ〜あ、ノって来
たとこだったんだけ
どな…仕方がないと
苦笑しながら、今日
1日仕事をして来た
夫の元へ走る。


『お帰りなさい、愛
一郎さん、お疲れ様
でした。』


『うん、萌子…』

愛一郎の手が萌子の
頬に伸びて…顔が近
付く。

チュッ!
軽くキスを交わす
二人は新婚なのだ


愛一郎は萌子の手に
握られた携帯に気付
く…


『また…メールして
たの?』


ギクギクッ…
『あ〜うん、綾ちゃ
んとね、ちょっと話
があって…』


…大丈夫、シークレ
ット機能設定してる
から、見られる心配
は無いハズ…

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