《MUMEI》

私は、先ほど出来杉さんに呼び止められて中断した、ある作業を遂行しようと歩みを止めたの。



その作業とは、ドラちゃんを破壊するために、のび太さんの家族の名をデスノートに記すことだった。



微笑みながら黒いノートを開いたとき――…



しずか「あ…。そうだ…。」



…私は閃いたの。



出来杉「しずか君、どうしたんだい?」



しずか「いいこと思いついちゃった…。(笑)」



出来杉「………?」



しずか「…ピンチをチャンスに変えるのよ…(笑)」



出来杉「どういうことだい?」



出来杉さんは、不思議顔で首を傾げていたわ――…。

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