《MUMEI》

玉子は朦朧とした面持ちで、何処かへ歩いてゆこうとする…。



のび助「――…おい…?


……玉子さん…?」



夫……のび助は、その不自然な挙動に手を差し延べて呼びかけるも、妻の歩みは止まることは無かった。



ドラえもん「ママさん……?」



続くドラえもんの呼びかけに、玉子はようやく足を止めて反応した。




――…だが…



玉子「――――…………。」



ドラえもんを見つめ返す玉子の表情は、なぜか氷のように冷たかった…。



ドラミ「……ママさん…?」



傍らに居たドラえもんの妹……ドラミも、その様子に恐怖にも似た違和感を覚えた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫