《MUMEI》

青い身体は、その原形を無惨にひしゃげさせ――…



――…ゴシャッ!…パリパリッ!



すさまじい火花と煙を吹きあげ――…



――…ガン!ガシャン!ガン!



中身の機械部品は無惨に千切れ飛んでゆく!




――…カランッ……!



やがて玉子は、ドラえもんを修復不能なまでに破壊したと判断すると、ハンマーを床に投げ落とした。




そして床に散らばる機械部品の中から、腹部のものらしい白くて丸いパネルを拾い上げると―――…



―――… ペリ ペリ ペリ …。



そこから半円形の布切れのようなパーツを剥ぎ取った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫