《MUMEI》 足りない言葉クルクルの実の効果で、口数が増えたといっても、エアーはまだまだ言葉が足りない時がある。 それに 親しい人間 クー・ネオン・アルゴン以外には、心を開いていない部分もあり 必要最低限な答えしか述べる事が無かった。 そんなエアーの状態を ノームから聞いていた社長は、うまく利用したのだった。 社長が、エアーに訊いてみろと言った内容は三つあり その内容は 社長と博士を知っているか 社長を嫌いか 社長の所へ行きたいか というものだった。 それに対して、エアーの答えは 知ってる 嫌いじゃない 行く というもので ネオンの両親が、ネオンより社長を信用するに十分な答えだった。 エアーは、余りにも言葉が足りなかった。 社長の事は、嫌いでは無いが、好きでも無い 社長の所へ行きたいのは そこに、大好きなクーがいるから そう、答える事ができなかった。 そうしてエアーは ネオンの両親に連れられ、O2カンパニーに向かう車に乗せられた。 「アルゴンさんは、夕飯の支度をするから、お留守番なのよ」 そう、ネオンの母親に言われて… 前へ |次へ |
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