《MUMEI》 必死なアルゴン何気なく窓の外を見ていたアルゴンは 暗闇の中、一台の車が屋敷から出ていくのを発見した。 こんな時間に、外出か? 最初は、ネオンの両親 特に、父親が仕事の関係で出かけたのだと思ったが でも、ネオンが帰ってないのに、出かけるか? 久しぶりにネオンの顔が見れて、ネオンの両親は本当に嬉しそうだった。 そのネオンから、『私が帰ってくるまで、二人をよろしくね』と頼まれているのに エアー、…遅いな 嫌な予感がしたアルゴンは、客室から出ようとして 「は!?」 扉にロックがかかっている事に気付いた。 「何でだよ!」 昼間は鍵なんかかかって無かったのに! アルゴンは焦った。 「おい!誰か!誰かいねーか!! エアーは エアーは無事か!?」 扉を叩きながら、アルゴンは必死になって訴えた。 クーにもネオンにも頼まれてんのに! 拳が真っ赤になり 声が枯れても アルゴンは、訴え続けた。 「ここから出せぇ! エアーに、会わせろぅ!… 頼まれてんだよ クーにも、ネオンにも 今度こそ、今度こそ…」 俺が、守るって… 前へ |次へ |
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