《MUMEI》
誰もが予想しなかった結末2
エアロが死亡したと同時に


「ガッアァッ!!」


ノームも、エアロと同じように


突然咳き込み


緑色の血を吐き


その場に倒れた。


…死んで、る?


突然のノームの死に驚きながらも、ネオンはここへ来た目的を忘れていなかった。


絶対、隠し扉が、あるはず


そしてネオンはすぐにそれを発見し


狭い部屋から階段を降り


広い地下室へと、たどり着いた。


「クーちゃん!…エアー、ちゃん!?」

「「ネオン…」」


呆然と立ち尽くす二人の側には


緑色の水溜まりと


「社長…?」


社長の遺体があった。


…アイツと、同じ症状?


ノームと同じ状態の社長の姿に、ネオンは動揺したが


「一度、帰りましょう」


専門分野ではないし


ここにいては、殺人の疑いがかけられる


そう判断したネオンは、二人に声をかけた。


「う、うん」


クーはすぐに反応したが


「…」


エアーは、その場を動こうとせず


震えていた。


それを見たクーとネオンは


社長の死がショックだったのだろうと思いながら


エアーに近付いた。

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